Friday, December 12, 2014

Happy Thanksgiving!!


Happy Thanksgiving!!




少し前の話になりますが、先日11月27日(木)はThanksgiving holidayで、アメリカ人新婚夫婦のお宅にお邪魔して一緒に過ごさせていただきました。

Thanksgivingは遠い昔にヨーロッパからの移民がアメリカ東海岸に移住したばかりの時に新しい土地で生き延びるのに苦労しているところに、ネイティブアメリカンがその地でのいわば農業の方法を教えてくれたおかげで移民たちが生き延びることができて、そのお礼ということで収穫の時期に祝宴を開いたというのが始まりだということですが、
アメリカ人にとってクリスマスと同じくらい大事なイベントだということには結構驚きました。

アメリカ人にとってThanksgivingは友達、家族みんなで集まって一緒に時間を過ごす大事な日ということですが、私の友人いわくアメリカ人彼ら自身も、なぜこの日を祝っているのかと唐突に聞かれたら「なんでだっけ?」となるらしくて、"Yay! A day off!"という気持ちでいるみたいです。

ですが今回は、私を含めてブラジル人、インドネシア人と外国人を招いてくれたので、きちんと祝いの起源を確認してきて教えてくれました。

そんな薄い認識でなぜ大事なイベントなの?と思うかもしれませんが、国民全体の家族、友達みんながday-offという機会はほぼありえないので(クリスマス以外)、みんなで日常に感謝しながらゆっくり1日を過ごすという大事な時間ということですね。

日本にもこういう日が欲しいですね。(勤労感謝の日とか)
みんなが休みで家族で過ごすというのは日本の正月に近いのかもしれませんが、いくら休日だといっても日本ではどこかしらで働いてる人がいるじゃないですか、ファミレスとかコンビニとか。
アメリカでは日本ではありえないレベルでThanksgivingの前日の夜から全ての店が閉まり、当日はどこに行っても何もできません。(クリスマス同様)

だから外で何もすることがないので、みんな家でターキーを食べて、食べて、飲んで、話して、テレビでフットボールを見て、飲んで、、、という感じでリラックスして時間を過ごします。

もちろん食べる前には、ホスト夫婦はクリスチャンだったので、神様にありがとうとみんなで祈りをしました。

それからもちろん当日に買い物なんていけないので、(探したら開いてるお店もあるかもしれませんが)みんな前もって買い物をしておくので、当日の街なんて死んだ街のようになります。

ですがこんな日に唯一働きに行かなければいけない人がいました。
招いてくれた夫婦の奥さんで、彼女は看護師で、病院で待機していなければいけないということでした。
なぜかというと、Thanksgivingにアメリカ人は食べ過ぎて病院行きになる人が結構いるらしいです....冗談ではなく、まじだそうです。
なのでさすがに救急病院は開いてるようですね。

ただみんなにありがとうと言ってゆっくり家族・友達と過ごせる 日なんて素敵ですよね、日本にもほしい。
その点日本人はいつでも働きすぎですね。

それからこの日はいろんな国の人が集まったので、それぞれの国のことについてたくさん話しました。人種のこととか、宗教とか、差別だとかも含め、いろいろ話したのですが、そこで思ったことは、日本という国には移民はほとんどいなくて(思い当たるだけでも朝鮮人などでしょうか)、宗教の違いでの問題などもあまりないので、平和な国だなと思っただけでなく、そういう差別や移民の問題に関して自分がとても疎いことに少しショックを受けました。

日本での宗教に関して聞かれた時は、私はいつも、
日本人の大半は宗教を持ってないけど、神様を信じてはいる。正月には神社に行くし、御守り等もたいてい持ってるし、宗教が文化・慣習の一部になっててそれぞれが特定の宗教を信じているという認識がないんだと思う。
と答えています。
私もこのことは日本にいる時には考えたことがなくて、何度も宗教の話を聞いたり日本の宗教について聞かれたりした結果できた考えです。

いろんな国、文化、人種、宗教の人と話すとこういったことも考えるようになるのがアメリカに来てから自分の中で変わったなと思うところです。

個人的な意見ですが、他の国よりも"diversity"があるアメリカならではでの経験なのではと思います。

そろそろHappy Holiday!と挨拶する時期ですね。