Sunday, October 11, 2015

Life Balance


最近、オクラホマに交換留学していた時からの仲のよいアフリカ人の友人が、

プロフェッショナルなゴールを追えば追うほど、
家族や友人、プライベートな生活から離れていく

ということを言っていました。

彼は学生時代も現在も某有名な企業で働いていてかなり頭のキレるやつです。
アメリカを 経つ前にもシカゴまで遊びにきてくれて、
ガリ勉ではなく遊びもするし要領のいいやつだと思っていました。

そういう人でもそう思うのか、と私は少し安心をしたのですが笑

私も今現在いろいろやりすぎて(といってもprofessional goalにつながると思ってのやっていることですが。)、
自分にいっぱいいっぱいになりすぎて同じ状況になっています。


何をやっているのかというと、


  1. コンサルティングプロジェクト
授業のプロジェクトで、ベンチャー企業のコンサルティングをしています。

大手企業とパートナーシップを組み、新しいデータ分析をヘルスケア業界に持ち込むというスタートアップなのですが、
アイディアとパートナーはいるようですがマーケティング戦略が全くないので、
コンサルティングをしているのですが、

これがまたアメリカのヘルスケアの複雑さとBig Dataを扱っているためテクニカルなことをたくさんリサーチしなければならず、かなり実践で身につく勉強にはなっているのですが、週に20時間ほどは持っていかれます。

これは1学期間mandatoryの授業ですが。


2. マーケティングプロジェクト

また似たようなことを別の企業とも行っています。
授業で習うスキルの実践として企業のマーケティングのお手伝いをしているのですが、
これもまた週に10〜15時間ほど時間を費やしています。


抽象的にいうと、Web Analyticsに近いMarketing Analyticsをしているのですが、授業でインプットしていることを実際の世界で適用しているので、早いスキル習得と研究の向上に繋がっています。


3. 学生団体

この大学には日本人は片手で数えるられるくらいしかいないので(といってもハワイ生まれの日系アメリカ人など)、Japanese Student Organizationはなく、Japanese アニメクラブだけが存在しており「日本=アニメ」色がかなり強調されていたので、

もっと文化的なことも紹介しようということで、Japanese Cultural Organizationを立ち上げ、現在80人ほどのメンバーを持つ団体の代表をしています。


4.  AMA(American Marketing Association) ボランティア

AMAの本部がシカゴにあるので、近場でいろいろイベントが開催されます。
ボランティアとしての活動はまだしていませんが、(というか無理です。)
イベントに出席したりはして将来のためにネットワーキングをしています。


5. IIT Stuart Mentorship program

私の学部で、選ばれた15人の学生を大学理事会のメンバーとマッチングをして
よりプロフェッショナルになるためのコーチングをする1年間のプログラムに選ばれました。

これは重荷ではなくhelpfulになるはずですが。。
一応タスクなどがあります。

理事会のメンバーはほぼ全員シカゴの会社のCEOで、
かつ大学を動かしている人たちなので、とても貴重な機会です。

私は理事長とマッチングされ、来週初めて会うので楽しみです。




自分でもかなりやりすぎだなと思うし、
基本的に週末もパソコンに向かっていて、
毎日いっぱいいっぱいになっています。

友達の誘いを断らなければならないことが増え、
人間関係が上手くいかなくなることも多いですが、
どれも削れるようなことではなく、
将来のために今やらなければ逃すチャンスだと思ってやっています。

ここ3〜4年全く運動をしていない身で
体力がなさすぎて夜遅くまで仕事をするエネルギーもないので、
最近時間を探してジョギングにいくようにしています。


が、どうなんでしょうかね?
働きすぎな日本人にはよくあることなのかもしれませんが、
人間関係が希薄になってしまえば将来、
自分は何をしていたのかと後悔をするかもしれないので、
ライフバランスを上手くとる方法を模索しています。


あともう一つ、
日本でいう "大学院" のイメージは "研究" だと思いますが、
アメリカの経営大学院(Masters, not PhD)はかなり実践的な外の世界で応用するプログラムが多いことがよくわかると思います。


Thursday, September 17, 2015

アメリカの商売


前回の眼科に関連して、視力検査について。

日本の視力検査はたいていCの向きですが、
アメリカでは、いろんなアルファベットが並んでいて読むだけのが主流です。

なので、日本のよりとっても簡単です。
少なくとも簡単に感じます。

NやIなどは、よく見えなくてもなんとなく形でわかるし、
難しいのはOかCかと、EかFかくらいだと思います。

でもよく考えてみれば、アメリカは文字はアルファベットだけなので、
make senseですね。



視力といえば、先日メガネを新しく作ってきました。

アメリカで(シカゴだけでしょうか?)メガネを作るのは日本の3倍くらいの値段がかかります。


しかもそのメガネを作る過程で目医者と店員と口論になったのですが、
そこから学んだのは、引かずに強めに出るくらいじゃないと、
こちら(お客)が不利益/不満になっても向こう(店側)は気にしない、もしくは向こうは自分が正しいと思っているのでそのまま押し付ける、ということが普通に起こるの国なので、日本でやると少し失礼っていうくらい強めに出ていいってことです。

日本みたいな「お客様は神様」精神はアメリカにはほとんどありません。

アメリカでは店員が愛想や態度が悪いことが多いので、
こっちだって少しくらい強く出たっていいだろうって気持で私はいます。

日本ではわたしそんなことできませんが笑

そうでもしないと、度が強すぎてかけれないメガネ(目がいい人が友達のメガネをかけてみて「うわっ」ってなるレベル)を買わされるところでした。


英語で喧嘩ができるくらいには成長しました笑



Tuesday, August 11, 2015

海外旅行保険

シカゴもやっと夏らしくなり、週末はいたるところでイベントがあるため、(日本でいう夏祭りみたいなものでしょう。)
音楽の低音のビートが遠くから常に聞こえている、というアメリカらしい感じが続いています。

ライブ以外で、クラブミュージックやヒップホップ系の音楽を野外で大音量で流すなんて、
初めてアメリカで見た時にはびっくりしましたが・・・


さて、以前アメリカの薬を飲む場合は半量のほうが日本人にはいいということを書きましたが、
それに関連して、アメリカで病院にかかる時のことについて書こうと思います。

アメリカで医者にかかると異常に高い。

アメリカの医者は信用できない。

などということをよく聞くので、よほどのことでない限りはアメリカでは病院に行かないようにしようとずっと思っていました。

なので、新年にだいぶ高熱が出た時も、病院には行かないで市販薬で乗り切っていました。

ですが、先日少し目に異常があったので眼科に行こうということで、
まず日本の海外旅行保険会社と連絡をとったら、
私の住んでいるところの近くの病院を紹介してくれ、
病院とコミュニケーションを取って翌日の予約を取ってくれました。
しかも必要なら通訳もつけてくれるそうです。

そりゃ通訳必要な人は多いだろうけど、さすが日本の会社ですね。

アメリカの病院はだいたい、専門医だと予約が数か月先になってしまうらしいので、
眼科ではなく緊急総合病院みたいなところにまず行き、
カウンセリングのような形でいろいろアドバイスをもらい、
目薬を一本処方してもらったのですが、
結局は原因がよくわからないということで、専門医への紹介状をもらい、
そこで1週間後に予約がとれました。


で、やっぱり値段に驚きました。
診察代と目薬代合わせて6万円程度・・・


私が持っている日本の海外旅行保険は、全額カバーしてくれるので助かりましたが、
一時立て替えをしなければならなかったので、高すぎて笑っちゃいました。

アメリカの保険(大学で強制的に入らされているもの)では40%~80%ほどしかカバーしてくれないみたいで、
去年高熱で病院にかかった友人が、(彼も大学の保険に入っています。)
未だにローンで払っているそうです。


それに比べて日本の海外保険はかなり対応がいいので、

今まで保険を活用することなんて考えたこともなかったけど、
存分に活用すべきだと思いました。

海外に行く際は、保険は大事ですね!

Monday, June 8, 2015

アメリカでのアパート探し

6月のシカゴは、突然冬のジャケットが必要なくらい寒くなったり、次の日にはノースリーブで過ごせるくらい暑くなったりと相変わらずクレイジーです。

先日やっと、キャンパス外のアパートに引っ越しをしたのですが、今までのon-campusのアパートに住むのとは違って、アメリカの不動産事情など何も知らない状態で誰かのサポートもなく契約までたどり着くのはなかなか大変で、いい経験になりました。

シカゴの不動産事情は深くは知りませんが、私の3ヶ月以上にわたるアパート探しの経験から、

  1. 不動産より個人個人のやりとりがメイン
  2. オンラインのみの物件検索サイトが幅をきかせていて、がしかし非効率
  3. ゴキブリ、トコジラミ(Bedbug)、ネズミに気をつける
というところが日本と違って気をつけたほうがいい点だと思います。

1. 不動産より個人個人のやりとりがメイン
とは、日本のように大きな不動産が大量の物件を管轄しているということは少なく、(高額な物件はあると思いますが。)不動産でも30〜50あたりしか物件を持っていなかったり、完全に個人経営で不動産に広告を出していない、というところが多いように感じました。

なんと言っても一番多いのは、ルームメイトが出て行っちゃうので新しいルームメイト探してまーすという住人による個人投稿。

どうやってそれができるのかというと、Craigslistというアメリカで今最も使われているであろう何でも屋さんサイト。

小さなものの売買から、アパート、求人など、ほぼなんでも広告を載っけられるサイトで、個人情報交換と広告の場ということで新聞業界を脅かしているというやつです。

Craigslistの詳細については話が長くなるのでまた別の機会に。


なぜこのように個人のやりとりが多くなるのか(もしくは不動産の影が薄くなっているのか)というのは、
ある教授が「シカゴの不動産業界は腐っている」などと言っていましたが、恐らく
2. オンラインのみの物件検索サイトが幅をきかせている
ということも大きな原因なのではないかと思います。

アメリカの不動産をよく知らない外国人である私が最初にしたことは、
"Chicago Real Estate"や "Chicago apartment for rent"とググることで、結果、

Zillow (http://www.zillow.com/chicago-il/)
Realtor.com (http://www.realtor.com)
Trulia (http://www.trulia.com/for_sale/Chicago,IL/map_v)
Apartments.com (http://www.apartments.com/)
For rent.com (http://www.forrent.com/find/IL/metro-Chicago)

などが検索結果トップに出てくるのですが、これらは不動産ではなく、不動産やオーナーが持っている物件をオンラインで一気に検索できるようにしているサイトです。

なにそれ、めっちゃ便利やん。って思いますよね。
不動産やオーナーにすぐにメールや電話をできるようにもなっているし、私もそう思ってかなり使っていたのですが、結果まあとっても非効率。試してみればわかると思いますが、
  • すでに売れた物件の広告がたくさんある(サイトとオーナーのコミュニケーションがなってない。)
  • 個人情報を得るためだけの偽の物件がたくさんある
  • 引っ越し日がまだ先の場合基本的に連絡は返ってこないor Waitlistに登録と言われるだけ
  • 不動産の電話対応の愛想が悪い(カスタマーサービスはやっぱり日本が素晴らしいです。)
という感じで全く収穫が得れないのが私の感想です。

もちろんちゃんとした物件もあって、そこからコミュニケーションをとって物件を見に行ったこともあります。

ですが、30件以上連絡をして返事がきたのは5件程度でした。
あと、30件ほど連絡をしたものは全て管理者が違うので、電話やメールが返って来た時にどこの物件やねんという状態になりました。


一度ひどい不動産にあいました。
予算と立地などの条件を教えてくれとメールが来て、返信したところ、オフィスに来てくれということだったので、やっと不動産らしい不動産に会えると思い、1時間かけて出向いたところ、メールを送ってきたエージェント本人からまた予算の確認があり、予算を伝えたところ、「うちはあなたの予算内の物件はもってないね。」で、終了。
往復の2時間が全くの無駄になりました。。メールした意味。


数ヶ月間もパソコンにかじりついてアパートを検索し続け、何度も物件に足を運んだあげくどうやって今の物件を見つけたかというと、この幅をきかせているオンラインサイト達に惑わされてはダメだと思い、(オンラインサイトなだけあってSEOがうまいのでしょう。)Google検索結果の3ペーシ目以降をみてみたことが吉となりまともな不動産に出会えました。馬鹿らしいですが、91%の人がサーチエンジン検索結果の2ページ目に行かないという統計があります。

6〜7ページ目あたりにあった不動産のサイトでアポをとったところすぐに電話がきて、(愛想はよかったです)エージェントもとても親切な方で、見に行った1件目で気に入り、即決しました。



さて、最後の 3. ゴキブリ、トコジラミ(Bedbug)、ネズミに気をつける

ということですが、Bedbugに関してはダニどころではない危なさで、アメリカでは住居の最大の問題になっていて、さらに大学の寮の友達の部屋で出ていたので気をつけなければいけないという認識はあったのですが、まさかゴキブリとネズミに気をつけなければいけないという認識は入居時まではかなり薄かったです。

まあBedbugが一番危ないでしょうからゴキブリに悩まされているだけましなのかもしれませんが・・・・・・

入居から一週間、まだゴキブリは現れていないのですが、なぜ悩まされているかというと、
入居時に引っ越しを手伝ってくれた友達が、1年前にこの物件を見に来たことがあるらしく、その時に5〜6匹ゴキブリの死骸を見たらしく、"Be careful to cockroachs..."とだけ言って荷物を運び入れを終えて帰っていき、やだなーと思いながら1人でセッティングをする前に少し棚を拭こうと思ってよく見た所、なんと洗面の棚の隅っこに黒ごまのようなものが大量に.....

以前日本で夏にアパートを少し空けて帰ってきたところコバエの卵が大量に散乱しているというトラウマがあったので、一瞬コバエを疑いましたが友人の言葉を思い出してゴキブリの何かなのではないかと思って検索。

検索結果、形や大きさ、漂う臭いからゴキブリの糞疑惑が高まり、掃除するのにも気持ち悪くなりとりあえず薬局に行ってゴキブリ退治グッズを購入。

コンバット
アメリカでも売ってます。

とりあえず何種類かのコンバットの製品とスプレーを購入して設置したものの、一週間経っても何も現れていないので、未だに毎日帰宅するたびに家の中を隅々一周して何もないことを確認していますw

これってオーナーの責任なのではないかと思って契約書を読み返したところ、
"I did not see any sign of bedbug, roach, or mouse."
という文章があるページにサインをしていたことに気付きました....

きちんと読みましょう。ってことではなく、こんな20ページほどある契約書とサインの箇所全てを読むのは時間がかかるので、このくらい知っておくべきだったと後悔しました。

とりあえずあの黒ごまがゴキの糞ではなかったことを祈って生活しています。


最後に、ネズミですが、日本では考えたこともなかったのですが、アメリカではどこでもいるのでしょう。
特に外のゴミ捨て場の周辺や線路に、いつもネズミが走っています。

でもそいつが家の中にしかも4階になんているわけないだろうと思ってました。

そんな時に、大学寮の5階の友人の部屋にいたところ、目を疑いました。

ダイニングルームで友達と話をしていたら視界の隅で、壁際でなにかが通過したような気がして、なんだ今の、と思って固まっていたら、同じルートをネズミが走って戻ってきました。

よく考えたらハムスターみたいだし、ゴキブリよりはずっとかわいいですが、部屋の中にいるはずのない生体が走っていたらそりゃびっくりします。

アメリカではよくあることなのかもしれませんが、ネズミすらあまり見たことがないのに、それもアパートの5階で、生まれて初めて家の中を走っているネズミを目にしました。

寮の管理者を呼び、待ってる間監視していたら、どうも玄関側に行って外に帰ろうとしているのか、物陰に隠れては玄関に向かって壁際を走るものの、私たちが玄関側にいたのでビビって引き戻して、の繰り返しをしていたり、ヒーターの後ろから顔だけ出したり引っ込んだりしていたので意外とかわいかったのですが。。

退治は残酷だったので書きたくないですが、
何を言いたいかというと、アパートを契約する前に隅々までよくみてBedbug,ゴキブリやネズミの糞などがないか気をつけましょうということですね。

それから、オーナーが年配だからかなのか、アメリカでは普通なのか、家賃はチェック(小切手)で支払いしています。






Tuesday, May 12, 2015

2回目の留学

もう5月だというのにまだ冬のジャケットが欲しくなる気候のシカゴです。
明日くらいから暖かくなるはず。。

大学院を始めてから約1年が経ったので、ちょっとまとめ的なことを書いてみようと思います。

8月にシカゴに来てから約10ヶ月と、信州大学在学時のオクラホマで交換留学で過ごした時間と同じ時間が経ったわけですが、1回目の留学と今回の2回目の留学は非常に違う経験になっています。

1回目のオクラホマでの交換留学は、何も知らない地に一人で行くのが初めてで、正直英語は長いこと勉強していたものの英語で外国人と会話をするという経験がほとんどない状態でした。

アメリカ到着初日から、「この人たち何喋ってんのかわかんない。」状態で始めたわけですが、最終的には英語の上達度はそこまでではないけどもある程度は普通に会話をして授業をこなすくらいにはなり、それよりもモノの考え方がとても変わり人間的にとても成長したのが一番の成果でした。

オクラホマ留学前は消極的、常にやる気無し、といった人生に満足していないような状態だったのが、留学を機に、自分が行動を起こさないと満足できる人生にならないと気づいたことで自分からいろいろ始め出したのが大きな変化でした。

その成長のおかげで2回目の留学はスムーズに始めることができました。英語を喋る事に対する抵抗はなく、初日から友達をつくって3日目には友達と飲みに行くという、オクラホマ時代には考えられない社交的な人間になっていました。(オクラホマ時代は授業にびびっていて引きこもって勉強をしていたばかりでした。)

この大学に日本人がほとんどいないということもプラスに働いているのかと思いますが、日本語を話す機会は親との電話と時々の日本の友達とのスカイプくらいなので、英語力の上達度はオクラホマにいた頃よりも大幅に向上したと自分でも感じています。

日本人が少ないということだけではなく、かなり社交的な人間になったということも大きな要因だと思います。「どうやってそんなに友達つくってるの?」とか「知り合い多くね?」のようなことを言われるまでになったくらい、いろんな人と会って話をしてという姿勢になったのが英語の上達の大きな要因だと思っています。
自分的にはまだまだ人と話すのはそこまで得意ではなく(特に初対面)、自分の社交度の低さにへこむことも少なくないのですが...

面白い話が、コソボ出身の 友人が、日本に留学している友人がいて彼女から聞いたらしいのですが、「日本人はとても親切だけども深く仲良くなるのは難しいと聞いたけど、これって本当?おまえ正反対やん。」的なことを言われました。

私は別に正反対な性格なのではなくむしろその通りの日本人だし、努力をして変えているつもりなだけです。そのままの性格ではここで成功する人間になれないと思って変えているつもりです。


日本人を見るのが初めてという人が多いだけに、日本人はみんな私みたいだと思われてしまう事が多いのがちょっと困っていますが...笑

努力の成果はあって、クラスメイトや教授と難しいディスカッションをしたりアメリカ人と一緒にプロジェクトに取り組んで分析・議論・プレゼンテーション等を積極的に参加してこなすことができるまでに成長しました。

まだまだへこむことも多く、改善点はたくさんありますが、この一年間では1時間スピーチをしても話しきれないくらいの経験をして、成長しました。

へこむことというのは、能力の欠如などからくることも多いですが、人種差別(無意識だったり、ジョークだと思ってしている人が多いです)によってへこむことも何度もあります。ですが、けなされて伸びる性格なのもありますが、そんなことを忘れさせてくれる兄弟のような友達がいることにも助けられています。

あと1年、もっと成長して、輝けるように頑張ります。

Thursday, April 9, 2015

宗教ってなんだろう

シカゴもやっと、日中には追いかけっこしているリスを、夜には戯れあってるうさぎを見かけるような春の気配がしてきました。

最近は、宗教や文化の違いや考え方、固定観念などに関してよく考えさせられることが多いので、ここに書ききれないくらいですが先日、珍しくとある想いから短時間で書きなぐった内容を含めて投稿します。

先日4月5日はイースターでした。

イースターって卵のイメージばかりあって私自身も何のお祝いなのかよく知らなかったのですが、とっても宗教的なお祝いだということを知りました。

イエス・キリストが処刑された後に蘇った日だそうです。

なので基本的にお祝いはキリスト教の教会などで行われるということで、キリスト教の友人と一緒に教会に行きました。

親や友達に心配されそうなので先に書いておきますが、私はすがるものは必要ないくらいの精神力はあるつもりなのでご心配なく。
新しいものというかアメリカらしいものを見てみたかったので行ってみただけです。

というか日本では宗教を”信じる”という概念がないからか、マスコミの影響か、宗教は危ないものという概念を抱いている人が多いと思うのですが、
確かにクレイジーな宗教信者は世界中に存在しますが、そんなのほんの一握りで、そういう人たちが目立っているだけで、世界人口の88%は宗教を持っています。(ウィキペディア)

私の経験上、宗教を持っているとしても、ほとんどの人はお祈りにも行かない人もいるし、ただ親が信者だからって名乗ってるだけって人もいるし、教会へは自分のコミュニティーだからって慣習的に行くだけって人ばかりです。すがるものが欲しくて宗教にのめり込む人も実際に見ましたがみんながそうではないです。

...

イースターの話に戻って、教会では、教会というか十字架などもないただのホールで、人が集って、ステージではバンドがゆったりとした曲を演奏しみんなで歌い、無料の食べ物があって・・・というなんともモダンなゆるい感じでした。

バンドのバックにはプロジェクターで歌詞がスライドに映されていて、全く想像していたキリスト教の教会ではありませんでした。一見何かのイベントやってるね的なとっても普通な感じでした。だけどこれが現代の本当の宗教の姿なのかなと思いました。もちろんキリスト教の内容のスピーチも一部ありましたが、それもTED talkで話している人ばりのトーク力のある人のストーリー形式のスピーチでした。

何が言いたいかって、宗教っていいものだよって言いたいわけではなく、
宗教ってなにも怖いものじゃないよってこと。


わたしは無宗教者として生まれ育ったので、今更なにも信じようとも思わないし、
必要だとも思わないので、宗教を持っているいろんな人たちの考えを聞くことを楽しんでいます。

むしろ「宗教持ってる?」って聞かれて、「持ってない。」って言って、「日本ってなんの宗教が主流なの?」って聞かれて、「うーん、ないね。」って言っちゃったら会話終了です。

まあ仏教とか神道とかの話もするし文化の話もしますが。


それから、最近は中東やヨーロッパの一部の人たちと関わっていることが多いので、日本人が一見「え、、(こわ)」と感じるであろう(完全にマスコミの影響)宗教や国の人たちの考え方を見聞きすることが多いです。


中東やヨーロッパの一部の国々は、戦争ばかりしている、危ない国の様に一見感じるかもしれないけども、そういう人たちは本当に一握りで、
お国柄的にヨーロッパや中東の人たちの人間関係をみると、日本やアメリカとは違った暖かさがあると私は最近感じることが多いです。

戦争が多いから、みんなで平和に助け合おうという精神が強いのかもしれないけども、

アメリカ人や日本人みたいに建前だけ社交辞令みたいなこと(なかなかアメリカ人のこれは激しいと感じる)を言ってばかりで実際は冷たいなんていうことは感じたことはなく、心から暖かくて、助け合い精神がすごく強くて、素敵な人たちだと感じることばかりです。

日本人・アメリカ人もそれぞれもちろんすっごいいい人、暖かいと感じることはあるけども、まあ違うタイプの暖かさなのでしょう。

日本は他のアジアの国々同様に集団主義といわれてるのかもしれないけど、
結構自分は自分、他人は他人という概念が強くなってきているように感じていて、
アメリカでも同じだと思います。

だけど中東・ヨーロッパの人たちから感じる暖かさからは、人間一人じゃ生きていけないのだから助け合おうよというメッセージがすごく感じられて、そこまで他人のために何かができる、という彼らに尊敬をも感じます。


いま戦争のない時代と国に生きている日本の人たちには特に、戦争してるから危ない人たちだと一概に考えるのはやめてほしいと思いました。


私は今のところ、メディアで過剰に伝えられているような信条を持っている人には出会ったことはなく、本質がとっても暖かくて、他人のことを自分のことのように考えていて、思いやりがとても強い人たちばかりです。





Wednesday, February 18, 2015

インターンシップ開始


2月のシカゴです


日中気温 −7℃で、「今日あんまり寒くないね」と会話をするくらい成長しました。


イリノイ工科大学のスチュアートビジネススクールにはAdvanced Career and Educationという、留学生向けに(このビジネススクールの院生の約80%は留学生)アメリカのビジネスの世界で鍛えるという趣旨のトレーニングプログラムがあります。
たとえ自国で職場経験があっても、特にコミュニケーションの取り方や仕事への取り組み方がアメリカでは通用しなかったり、事情が違うことが多いということで、無料ですが必修のプログラムです。

このプログラムの一部に、職場トレーニングという名のインターンシップも含まれており、これが私がこの大学院を選らんだ理由のひとつでもあります。

このプログラムに関係して、言ってしまえばアメリカらしいな・・という問題に先月からぶちあたっていたので、ちょっと紹介しようと思います。


このインターンを始める前に、もちろんインタビュー(面接)があり、会社とのマッチングがあり、とある会社を割り当てられました。
その会社にメールを送っところなかなか返信がなく、数日後に電話をかけても出なかったので留守電を残したところ、翌日に電話をかけてきてくれたのですが、電話に出たら数秒後に無言のまま切られてしまいました。なのですぐに掛け直したら、「間違い電話です」と言われてまた電話を切られてしまいました。

わたしは、この会社があなたのパートナーですと大学から渡されていたので、大学のミスか?と思い大学のプロジェクトディレクターに電話で問い合わせをしたところ冬休みなので2週間後まで返事できませんと・・・ということでとりあえず、会社がこのACEプログラムに参加していることを忘れている可能性もあると思い、うちの大学と協定があるはずですというさらに詳しいメールを送ったところ、"Unfortunately, we are not hiring."と一言だけの返信が来たので、いやいや職探してるわけじゃないしと思いながらもう大学の対応を待つことにしました。

冬休みが明け、大学のプロジェクトマネジャーが会社に再度連絡をしたところ、また1週間経っても会社からは私にもプロジェクトマネジャーにも何も返事が来なかったので、プロジェクトマネジャーに状況を尋ねるためアポを取るメールをしたところこちらも返事はなし。3度ほどメールをしても連絡をくれず、インターンを始めなければならない日を過ぎても連絡をとってくれなかったので、オフィスを訪ねた2度目にやっとプロジェクトマネジャーに会うことができました。
そこで「メールみましたよ。僕もこの会社がどうなってるのかわからないので、他の会社でまだ学生が欲しいところがあるので今日連絡してみて明日連絡しますね。」とだけ言われました。
これだけの話なら会わなくてもやってくれよ・・・という感じですがやっと話が進んだという感じでした。

その後、また3日経ってもプロジェクトマネジャーから連絡がなかったのでメールをしても返事はなし。

このインターンをしないと卒業できないことになっており、大学が私たちに割り当てするはずなのにどうなってるんだと怒りの気持ちと半分諦めの気持ちでいたところ、たまたま大学内でプロジェクトマネジャーに遭遇し、話しかけようとしたところ、「ごめん、すぐメール送るね」と言われたので、また数日待つことにした。
最終的に、その後やっと1週間後ほどで新しい会社を割り当ててくれました。

メールがいかに効力のない連絡手段かということを思い知らされました。

私のメールの仕方がいけなかったのかもしれませんが・・・この場合は、学生が嫌でもやらなければならないプロジェクトであり、大学側が割り当てるはずなのにどういうことや・・・という感じでしたが。
なので友達にこの話をしたら、喜べと言われさえしました・・



新しい会社は偶然にも商工会議所で、(知っている人は私の商工会議所とのご縁を知っている。)といっても特殊な商工会議所で、主にアフリカンアメリカンのビジネスを中国のマーケットに繋げる手助けをしているところです。
通常の商工会議所がやっているような、地元のビジネスのネットワークをつくるようなこともやっていますが、ビジネスな面だけではなく文化の面での共生もはかっています。

私のボスは大変素晴らしい方で、すでにいろんな会社とのミーティングに参加したり、上司と一緒に商談や記者会見などに出向いたりと、いろいろな経験をさせてもらっています。

これからはもっとアメリカのビジネスやシカゴのことについても書いていこうかと思います。